2020年9月下旬
「お金が足りなくて」
「月末までにまた支払いがあるから」
「今月あと20足りてなくて」
月末になるにつれてお金が足りない発言が目に見えてふえてくる
その度に俺も「どうにかしたいけどもうお金が底をついている」などでこれ以上お金を出せないことを伝える
お金をだしてほしい
相変わらず明確にその発言はなく、いかにお金が足りていないか。LINEは毎日その無限ループだった
そして9月27日
「あなたの給料日っていつなのかな」
いよいよお金を出し渋る俺にまみが突っ込んだ質問をしてきた
出し渋るというかそもそも底をついているが
そして俺は給料日が月末であることを伝えると、ごめんねと言ってきたまみだったがこの時点でもう3日後の月末にはお金が入ることは確定事項だと思っていたであろう
しかし確かに俺の給料日は月末だが家賃の支払い、最低限の生活費を除くととうていまみに渡せるお金はない
次第に給料日が近づいてくる9月29日
「今月あと10ちょっとなの」
あと10万、、もう出さないと心に誓った俺の固い固い決意がかんたんにゆらいでいく
「もう苦しい支払いはこれが最後なんだよね?」
まみに問いかける
「これだけ額があるのは最後だね」
「生理きて出勤もできなくなった」
さすがまみさん、引っ張れる可能性を感じてたたみかけるように今月はもうこれ以上稼げない現状を通知してくる
「給料入ったら10振り込むから」
またしても、安定の、お決まりの流れである。
しかし!これでまみは多額の返済から解放されるのである
なんてったて俺は確認をしている。大きな返済は今月で最後であると
この10万を払うことで俺自身も1ヶ月我慢の生活を送れば、借り入れた分の毎月の返済はあるものの、それを差し引いても不自由のない生活ができる
なによりこれでまみが救われる
給料が振り込まれると俺はすぐにまみに送金した。振り込んでいることをまみに伝える
これでまみが救われる、そう思いながらまみの返信を待っていた
そしてまみからLINEが届いた。待ちに待った返済完了の連絡だ
「ごめんね、頑張ったけど結局だめだった、、、」
俺「え?」
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