「デリで呼んでくれないかな」
まみからこのLINEが来たとき一気に目が醒めた
あっ
結局は客だな
これ以上俺がやる意味なもうない
そう悟って初めてまみに突き放すようなLINEを送った
「会うのは店を通してから、結局は客だね」
このLINEを送ったとき全て終わった、終わらそうという決意で思って送った
向こうからしたら所詮客、これ以上借金を増やすこともない
「あたなたまで見捨てないでよ、、、」
まみから悲痛の返事がきた
なんといわれようと俺は所詮客
それを思い知って終わら決意でLINEを送ったのだ
これ以上返事をする必要はない
「本当にごめん、謝っても謝りきれないけど(以下省略)」
なんという意志の弱い男でしょう
まみからの悲痛なLINEが来た俺は謝りたおしていた
とりあえずひたすらに謝り倒すと半日後、まみから返事がきた
すでに百万以上お金を渡し一言強い言い方をしてしまったせいで怒らせてしまったらしい
うん、どうかんがえても俺が悪いね!
とりあえず真摯に謝りたかった俺はまみに電話で謝りたいと伝えたが、仕事で疲れているため起きたらまみの方から電話をすると言ってきた
9月中旬、最後に顔を合わせたのはお金を手渡しした6月下旬。すでに2ヶ月以上顔を合わせていないなか初めてまみと電話できることとなった
百万円を払ってやっと手に入れた通話権である
各携帯キャリアが格安プランを打ち出している中、時代に逆行してほんの少し割高な通話料を払っているあほも世の中には存在しているようで
そして起きたまみから返事がきた
「昨日はごめんね、今日は日曜だから早めに出勤しようと思っているの」
遠回しに電話することができないということのようで
なんと百万円ごときではまだ通話権は入手できなかったようである
まみの現状を考えると無理強いはできず、こちらとしてもいやいや電話されるのは本意ではない
電話のことには触れずまたまみの仕事や体調の悪さ、お金の嘆きなどのいつものLINEのやりとりへと戻っていった
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