風俗編3

 

 

 

クレジットカードの借り入れ枠が大体年収の3分の1

当時年収が約400万円であったので130万円ほどの借入が可能だった

スマホから5分も操作すれば簡単に借入ができる

流石に限度額いっぱい借りる勇気は無かった

 

 

自分の中で作った借入のボーダーが30万だった。なんとなく

しかし今まで借入の経験がなかったため相当ひよっていた

いざ借入をするとなると中々手続きに進めない

 

今まではまみがお金が必要なことを示唆してこちらが汲み取ってお金を出すという流れだったが

ここからはまみに対しても「貸す」という形でなければこれ以上は本当に先に進めなかった

「お金30は用意する、2週間後に10万だけ返してもらえないかな」

風俗という仕事を考えれば2週間で10万は恐らく作れる。今足りない分を俺が出して目先の支払いが過ぎたら10万(俺の月末の支払いなど)だけ返して欲しいという目的だった

しかし

「返せる保証がない、、」

まみから10万の返済がなければこちらも月末の支払いができなくなりさらに借入が増えることになる。ならばこの話はなかったことにしよう

 

 

 

…、とはならなかった。なぜならこの男はあほなので以下のような思考であった

”本当にお金が必要ならば返せる保証がなくてもとりあえず受け取ればいいものを、正直に「返せる保証がない」と言ってくれる。なんていい子なんだ。。。”

もちろんこの時は某マニュアルなんてしらない

”借りるはNG、おじの意思でお金を引き出す形にするのが大事”

こんな確実にテストに出るようなことも勉強嫌いの俺は知らずに幸せな勘違いをしていた

とはいえ、お金が返ってこないとなるとこちらもこれ以上身を削れず

「どうにかしてあげたいけどお金が返ってこないとなるとこれ以上は、、」

と断ると

「めちゃくちゃ不安で」

「手の震えとまんない」

「まともに寝れない」

「吐き気におそわれて」

返事が来るたびにこちらが断り続けていたがまみは返信のたびにいかに私が苦しいを随時お知らせしてくれた

 

こういったやりとりが続いていく中でこちらにもまみの苦しみが伝染してゆき、どうしようも無くなっていた

 

「どうにか明日40振り込むよ」

 

 

 

おい俺、出すにしても30じゃなかったのか

 

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