こちらもどうにか用意した10万円、これ以上はすぐにはもう用意できない
これ以上は無理、そうLINEを送る
「どうにかするわ、明日15万もっていく」
あぁ、どこまで愚かな男なんでしょう。どうやらこの男はプラス5万を受け入れたようです。
6月を最後に顔を合わせていないこともあり、久しぶりに会えるという気持ちからこれを受け入れていた
「ありがとほんとに、最寄りの駅ってどこかな」
お金を手渡すにあたりまみから俺の最寄りを聞いてきた
俺は自分の最寄り駅を伝えると同時にまみの最寄りも聞いた、すると
「私の最寄りは○○線なの」
、、、?最寄りを聞いて線を返してくるとはこれいかに
今までまみの自宅など詮索したことはなかった。今回はお互いの最寄り駅から待ち合わせを決めるため先にまみが聞いてきたのでこちらも聞き返した
この時違和感は感じまくったものの追求することはできず俺の最寄りとまみの○○線から都合のいい場所で待ち合わせをすることになった
そして俺は現金15万円を握りしめ待ち合わせ場所に向かった
久しぶりに会ったまみは明らかに疲れていた
まみと会えるということで多少なり浮かれている部文はあった
しかしそのまみの顔を見た時まみの辛さがこちらにも伝染してきた
この時ソープで勤務していたまみ。
当時は借金のために本当に嫌で嫌でこの仕事をやっていると思っていた
それなのに自分自身は浮かれた気持ちで、、という反動が押し寄せてきてまみの元気のない顔を見た時メンタルがえぐられた
しかししかし
そりゃあ興味ない男からお金を受け取るためだけにあるのだから別に元気な顔を作る必要もないわけで、、、
お金を渡し、同じ電車には乗らないから改札まで送るというと、
「このまま仕事にいくから、、」
と断られてしまった
なるほどーお店までは電車でいかないのですね!
待ち合わせをしたのが駅出口付近であったので改札までの距離は時間にしてわずか2、3分。
どうやら15万円程度ではこの2、3分すら買えなかったらしい!考えが甘いよ俺!
そういうわけで約4ヶ月にまみと対面できたのは恐らく3分未満。
しかしまみの表情をみた俺は1日でも早くこの子を業界から足を洗わせる、、そう奮起したのであった
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